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イベントレポート

この物語は、肝心のレース内容よりも他の出来事に重点を置いて書かれたフィクションです。

シンガポール独立記念日 公道DRAGレース参戦【2/4】

レポート2

翌朝。6時頃に目が覚めたのですが、外は真っ暗でした。
TVでNHKの日本語放送とMTVを代わり代わりに見ながら、日本から持ち込んだダイドー・デミタスコーヒーを飲みドアから差し込まれていた日本語の朝日新聞を読んで時間を潰しました。
8時になって、金澤に電話をして朝食を食べに行ってから、ロビーに集合しました。Mrリョン?が迎えに来てくれ、会場に向かいました。ここから10分ぐらいです。野村さんは、夕べの食事の後に一人で散策しに行ったらしく、朝から興味深い話を聞かせてくれました。

会場に到着すると、昨晩何も無かった所にテントが立ち並び、パドックと化していました。他のエントラントも集まっています。

受付を済ませ、予定を聞くと、僕らの車検は12時45分からだそうです。早速、タービン交換を始めたのですが、車の前部はテントの外にはみ出していて、直射日光がもろに当たっています。作業開始5分程で滝のような汗を流し、金澤はグロッキー状態となりました。

僕は、指定されたステッカーを貼る作業に取り掛かりましが、1枚1枚が大きく、しかも指定された貼り付け場所が、既存のステッカーを覆ってしまうので、「貼りたくない」と、根塚さんに文句を言うと、「1枚に付き50,000円出せば、張らなくてもいいらしいぞ」と、言われたので大人しく張ることにしました。

それにしても暑い!!!

この辺の国では日本のペースで仕事をすると、あっという間にバテてしまうので、倍以上の作業時間を要します。2時間も掛かってようやくタービン交換が終了し、車検開始にドンピシャでした。
車検も問題なくクリアして、ブリーフィングが行われました。この後で、コースの一部を使ってブレーキングのテストをするそうです。とはいっても、一体何の意味があるのかよくわからないテスト内容なので、「強制か?」と聞くと、「車検の一環だ」との答えが返ってきました。
テストの仕方は、スタートの合図で100mくらいフル加速をして、目印のパイロンからフルブレーキング。この制動距離を見るそうです。実際は200km/hからのブレーキングなので、たかだか100km/hのブレーキングでは参考にならないと思うのですが・・・・。

僕らは、HKSのDRAG-FUELを使っているのですが、レギュレーションで、メタノールと、ナイトロメタンが禁止されている為、ガソリンの成分検査をされることになりました。タンクからガソリンを1L抜いて持っていったので、どんな検査をするのか興味があり、付いて行くと、ビニールで仕切られたテントに持って行き、ただ重量を測っただけでした。
そして、「普通のガソリンより軽いから、駄目だ」と、言ってきました。もう「あほか?」って感じです。成分の3割以上がトルエンなんだから、軽くて当たり前なのに、重量測って、成分検査になるか?

中途半端にやるんだったら、やらない方が良いのにね。

結局、問題ないという事で、事なきを得ました。

全エントリー80台のブレーキテストが終了して再びブリーフィング。

なんと今日は、これで終了らしい・・・・。

木陰でぐったりしている金澤は、既に水を3Lほど飲んでいた。

待ち時間が多いので、他のエントリーマシンをチェックしましたが、ほぼ7割がランエボで、2割がシビックといった感じです。しかも、ナンバー付きは、7以降ばかりで、皆お約束のように、APの6ポットと、タービン、デフィーBFメーター5連です。ノーマルホイールは、いません。エボ9のチューニング車も沢山いました。
はっきり言って日本全国のEVOを集めてもこれほどまでにお金を掛けている車は集まらないでしょう。さすが、メーカー自ら出張ってくる地域ですね。かなりのカルチャーショックでした。

シンガポールのチューニング業界は、2巨頭の「ガレージR」と「STパワード」という所があり、「ガレージR」は、HKSの代理店で、「STパワード」は、アペクセラの代理店です。それぞれその他のメーカーの代理店もやっていますが、日本でもPROショップ系は、4大メーカーの代理店であることを売りにしますので、際立って技術力があり繁盛しているのは、この2件です。
この2店舗とも、うちの横浜のお店には遊びに来たことがありますので、知らぬ仲ではありません(あまり商売には結びついていませんが)。この2店舗のお客さんだけでも30台近いエントリーが有り、皆20代です。ちなみに、EVO9の価格は、1200万円で、チューニングコストは、300~600万円だそうです。

僕らのパドックからは、ガレージRさんのテントが近く、HKSのレーシングのスタッフや海外営業部の方も居たので、入り浸っていました。

時計を見ると7時頃だったので、今晩日本から到着する僕の案内人のM君に電話をすると、「まだ成田です。飛行機に3時間も閉じ込められてまだ飛ばないんですよ!着くのは、夜中になってしまいます。」だ、そうだ。可愛そう。

暗くなってきたので、後片付けをしてホテルに向かった。

ホテルのロビーで解散して、部屋でシャワーを浴びて飯を食いに行くことにした。

根塚さんから電話があり、ロビーで待ち合わせる。

野村さんが来ないので、部屋に電話をしたが、既に居なかった。

根塚さんは、またまた昨晩の[MASAKATU]に向かって歩き出した(根塚さんは、冒険しません)。ところが、「MASAKATU」は満席状態で、ブッフェのみの案内になるらしい。根塚さんは、「アラカルトも食わせろ」と駄々をこねたが、あっさり撃沈したので、ホテルの外に出て探すことにした。
ホテルの前の通りを100mくらい歩くと、道の両側にウエディングドレス屋が10件近く並んでいた。日本では専門店なんて、ホテルの中でしか見たことが無いのに、シンガポールでは需要が多いのでしょうか?

しばらく歩くと、ハングル文字の看板が有り、隅にカタカナで「プルコギ」と書いた店を発見しましたが、ここまで来て焼肉も無いなと思い素通りすると、根塚さんが「プルコギにしようや。暑いし、もう歩くのいややもん」と、言うのでその韓国料理店に入りました(根塚さんは、冒険しません)。無難に、店で焼いてもらった焼肉を食べて、店を後にします。

ホテルに向かい歩いていると、歩道で電話をしている若者と目が合いました。なんとなく昼に見たような気がする子です。そのままホテルに向かい歩いていると、暫くして肩をたたかれたので振り返ると、さっきの若者が話しかけてきました。
「あなたは、G/FORCEだよね。僕、今そこのパブで友達と飲んでいるんだけど、一緒に飲まない?」てな感じでしたね。

先を行く根塚さんに、説明をして、一緒に行く事になりました。

心中、「ヤバイかな?」と、思いましたが、恐る恐る着いていくと、連れて行かれたのは、普通のカラオケパブでした。店の中には沢山のお客さんが居て、中国語で熱唱していました。彼の仲間を紹介してもらい乾杯しました。
中で一番年長に見える人が、GT-Rというショップのオーナーで、僕を誘ったのはお客さんのようです。他に従業員らしき若者が一人居て、しきりに自分のボスの自慢をしていました。彼らは、今回のドラッグレースにFC3S(マツダRX7)で参加しているそうです。昼に車をチラッと見ましたが、その車は20B(3ローターのコスモのエンジン)を載せています。しかも、A/Tなのでその辺を聞いてみると、なんとレガシーのミッションを載せて4WDにしているそうです。このオヤジは、なかなか凄くて、他にもシビックの2.5L仕様とか変わったチューニングを沢山しているようです。
この辺の話は書き出すときりが無いので、このくらいにしておきます。こんな感じで2時間ほどビールを飲んで語り合っていたのですが、根塚さんが「そろそろ戻ろうや」と言うので(ナイスタイミング)、帰ることにしました。
「お金をは、幾ら?」と聞くと、「要らない」と、言われたのでお礼を言って店を出ました。
良い人達だったのかしら?

ホテルに戻り、野村さんの部屋に電話しましたが、まだ帰ってきていませんでした。

熱中症の頭痛が治まらないので、寝ました。


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